知ると面白い!ポケモン世界にまつわる裏設定・秘密の数々!
ポケモンの最初の数は「151匹」だった。
今やもうおびただしい数に増えていて、デザインも昔と比べると段違いに洗練されている。
時代は刻一刻と変わり続けているのに未だに高い人気を誇るポケモンシリーズには頭が下がる思いだ。
さて、そんなポケモンには様々な裏設定がある。
未だに世間に知られていないエピソードもいくつかあるだろう。
今回はこれらの裏設定について調べてみた!
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目次
あのキノコは飾りじゃなかった…パラス・パラセクトの悲しい裏設定
「パラス」「パラセクト」と言えば草、虫タイプのポケモンの中で最も古株のモンスターである。
一見すると、どちらも背中にキノコを生やした虫のようなポケモンだ。
特にパラスは二つのキノコが生えているのでそのように見える。
ところがこの二匹、実際は「きのこポケモン」だったようだ。
パラスは背中のキノコに養分を吸い取られて操られているのだ。
例えばカマキリの体内に寄生しているハリガネムシのように…
これを基に「パラスは体を寄生されて操られていた」という裏設定が存在する。
しかもパラセクトに進化すると…なんと寄生していたキノコに意識まで乗っ取られてしまうのだ。
事実、ポケモンダイヤモンドやブラック2・ホワイト2などのポケモン図鑑には以下の通り紹介されている。
「パラセクトはキノコに操られたポケモン」
さらにパラセクトになると操られるだけでなく、なんと命まで奪われてしまうという裏設定もある。
パラスとパラセクトの目の違いに注目してほしい。
パラスには黒目があるが、パラセクトに進化すると白目だけになっている。
そこからこの説が生まれたのだろう。
そもそもパラセクトという名前…これは「パラサイト」と「インセクト」から出来ていたのだ。
日本語に直すと「寄生と虫」を掛け合わせたものとなり、つまりこの話は既成事実ならぬ「寄生事実」として存在する裏設定だと考えられる。
丹精込めて育てたパラスがパラセクトに進化すると、こんなに悲しい結末が待っているとは…
そう考えると今後パラセクトへの進化をためらってしまいそうだ。
「古代文字」から分かる裏設定!ポケモン世界と人間界を繋ぐアンノーン
「アンノーン」は金・銀から登場したシンボルポケモンだ。
アルファベットをモチーフにした姿が特徴的で映画にも登場するなど、発売前後に話題となったポケモンである。
しかしポケモンとしては低スペックで、ゲームの本筋にも関わらない。
そのため発売前の知名度に反して好感度の低いキャラでもある。
さて、このアンノーン。外見はアルファベットを模しているとお伝えしたが…これがある裏設定を表しているというのだ。
それは 「ポケモン世界=人間界の未来を描いたもの」。
このように語られる理由はゲーム内での説明書きにあった。
「アンノーンは古代文字を表している」
「アルファベット」という単語の代わりに「古代文字」と表記されているものの、ポケモンの舞台が「未来の人間界」だったとはもちろん言及されていない…
が、アンノーンの姿がアルファベットであることは一目瞭然だろう。
アルファベット=古代の文字?
ということは…時系列を踏まえて考えると、アルファベットが使われている今の人間界。それはすなわち、ポケモン世界から見ると「古代」にあたるという訳だ。
繰り返すが、作品の中で直接明言されているわけではない。
しかし仮にこの設定が事実だとすれば、未来の人間世界にはポケモンが生息しているかもしれない。
そんな夢のある裏設定なのだ。
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モンスターボールの開発に「あのポケモン」 が携わっていた!?
ポケモンに欠かせないアイテムといえば「モンスターボール」。
このモンスターボールにも、ゲーム作品などでは知り得ない裏設定があったのをご存知だろうか?
そもそもの発端…それはある研究者とオコリザルの日常で起きた何気ない出来事から。
彼はペットとしてオコリザルを飼っていた。
ある日、そのポケモンがケガをして帰ってきた。
そこで傷ついたオコリザルを治療していると…なんと研究者が持っていた筆箱の中に自ら体を縮めて入ったのだ。
ここで研究者はあることに気が付いた。
「ポケモンは狭い場所に入り込む特性を持っている」
この習性について深く追求した結果…彼はモンスターボールという代物を作り上げたのだ。
つまりオコリザルは間接的にモンスターボールの誕生に貢献していた…まさにポケモンさまさまな裏設定だ。
モンスターボールは単にポケモンを閉じ込めるための道具と思われがちだが…
実際はポケモンの性質を考慮して、人間とポケモンが上手く共生するために出来たことを忘れないで欲しい。
永遠の10歳?ポケモンの主人公・サトシの裏設定!
「サトシの本当の年齢は…〇〇才だ!」
このように自信満々に語る子供はいつの時代にもいるのだが…
実際にサトシは旅を始めてから1つも歳を取っておらず、第1話から変わらずに10歳という設定なのだ。
しかし、なぜ10歳なのか?
子供たちが見るアニメだから低年齢に設定しているという単純な見方もできるが、こちらについては納得のいく裏設定(下記)が用意されていた。
「ポケモントレーナーとして旅ができるのは10歳から」
上記のルール、または法律のようなものが裏設定として存在していた訳だ。
実際にポケモンアニメではこの裏設定を意識した場面も見受けられる。
例えばポケモンルビー・サファイアをモチーフとした「アドバンスジェネレーション」。
このシリーズではヒロイン(ハルカ)の弟として「マサト」が登場する。
彼は姉のハルカやサトシ達とともに旅をしているが、厳密に言うとトレーナーではない。
ここで彼らの年齢に注目してみよう。
ハルカ:10歳
マサト:10歳以下
裏設定によれば、マサトはまだポケモンを持って旅ができる年齢に達していないのだ。
それ以降のシリーズにも年下のキャラクターは頻繁に登場している。
が、トレーナーとしてサトシと旅をする子は誰1人見当たらない。
ただしこういった裏設定も「ポケモントレーナーを夢見る子供たち」という構図に一役買っているのかもしれない。
ポケモンについてはゲームやアニメから探ると知らなかった設定がポロポロと出てくる。
創作において設定作りは欠かせないが、実は8割以上のアイデアが採用されずにゴミ箱行きを余儀なくされる。
だからこそこういった裏設定を知ると「ポケモン」が歩んで来た歴史への理解も深まるのだ。