地蔵に刻まれた「メイの名前」…となりのトトロ都市伝説
おそらく日本中で知らない人はいない名作「となりのトトロ」。
主人公サツキとメイが森の主トトロと出会い、神秘的な体験をする心温まる物語。
しかし、そんな「となりのトトロ」において怖い都市伝説がチラホラ聞かれることをご存知ですか?
その中の1つに、本作品の後半で登場するお地蔵さんにメイの名前が刻まれていたという噂。
果たしてこの噂は本当なのか?筆者なりに調べてみました。
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メイが迷子に…「となりのトトロ」と言えばこのシーン
スタジオジブリ、宮崎駿監督の代表作「となりのトトロ」。
まずは簡単に話を振り返ってみましょう。
本作品は草壁一家が越してくるシーンから始まります。
しかし母親は少し離れた七国山病院で療養中。
本作品の主人公、サツキとメイはとても活発な女の子たち。
新しく住むことになったぼろぼろの家を見て「お化け屋敷みたい」と大はじゃぎするほど。
そんな新しい暮らしの中で、メイは突然森の主であるトトロに出会います。
そしてその後、サツキも雨の降るバス停でトトロに遭遇。
2人はトトロと共にちょっと不思議な体験をすることに。
そんな時に病院から母親の体調が悪いため、仮退院を先延ばしする知らせを受けて彼女たちは不安に陥ります。
メイは母親の病気を治すべく自分が取ったとうもろこしをお母さんへ届けるために病院へ。
しかし道に迷ってしまったメイ。
そこで迷子の妹を捜すため、サツキはトトロに妹を探して見つけるようお願いしに行ったのです。
メイとお地蔵さんの都市伝説
「となりのトトロ」は幾多の都市伝説があることで話題になっています。
トトロは死神「トロール」をモチーフにしたキャラクターである。
サツキとメイの影が消えて無くなった。全ては父親の作り話だった。本作品の背景には埼玉県秩父の狭山で起きた狭山事件が描かれていたなど…
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それらと同じように囁かれているのが、物語後半に登場するお地蔵さんにメイの名前が記されているという話。
母親にとうもろこしを届けようとしたメイは途中、道に迷ってしまいます。
路頭に迷ったメイはお地蔵さんが並んでいるところで座り込み、途方に暮れている場面。
その並んでいるお地蔵さんの1つに、メイの名前が記されていたとのこと。
ただしほんの一瞬しかそのお地蔵さんに名前が現れないため、よく目を凝らさないと見つけられないと言われています。
お地蔵さんに「メイの名前」はあったのか?
しかし実際のところ、お地蔵さんに彼女の名前はなかったようです。
では、どうしてこのような噂が広まったのか?
それは「となりのトトロ」に存在する他の都市伝説が原因だと思われます。
実は以前、「サツキとメイはこの世にいない」という裏設定が囁かれたことがあるのですが、これをきっかけにお地蔵さんとメイの繋がりが噂されたのでしょう。
しかしこの都市伝説に対して、ジブリ側は「そのような事実はない」と正式にコメントを出しています。
まとめ
常に都市伝説が絶えない「となりのトトロ」。
上映してから月日が経った今でも多くの人に愛される名作だと思います。
日本の田舎に広がる美しい風景を見ていると日本人として生まれたことに誇りを感じます。
それだけ愛される作品が故に、鑑賞する側の解釈もどんどん生まれて都市伝説が誕生したのではないでしょうか。