【その後】ハクは八つ裂き、それとも…?「千と千尋の神隠し」の裏話
放映後は毎回、ストーリーについて熱い意見が交わされることで有名なジブリ作品。
「千と千尋の神隠し」もそんな作品の1つですが…
特にヒロイン・千尋を助ける美少年ハクの「その後」については視聴者の間で頻繁に舌戦が繰り広げられる程。
千尋がもとの世界に戻った後ですが、確かに彼の行方が気になりますよね。
なので、今回は「千と千尋の神隠し」におけるハクの「その後」について筆者なりに詳しく検証してみました!
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「千と千尋の神隠し」で一番の謎と言えば…ハクの「その後」
まずは余談ですが、「千と千尋の神隠し」で千尋を助けるハクの年齢は12歳と設定されています。
千尋とあまり差がないにも関わらずだいぶ大人びて見えますね。
中性的で謎めいた雰囲気を放つ彼には女性ファンも多いのではないでしょうか?
また千尋に対する振る舞いも優しく、時に献身的で同じ男性目線から見てもカッコ良く写るハク。
そんな彼の声優を務めたのは入野自由さん。
入野さんは劇団ひまわりに所属する俳優でありながら声優としても知られています。
「千と千尋の神隠し」でのハク役は彼にとって大きな転機になったでしょうね。
声とキャラクターが上手くマッチしていたように思います。
その要因として、入野さんは当時13歳。ハクと近い年齢だったわけです。
彼の思春期独特の声色がハクの存在を引き立てたのだと感じています。
で、話を元に戻すと…
銭婆による傷から回復したハクは湯婆婆に対して、彼女が愛する1人息子・坊を連れ戻す代わりに「千と両親をもとの世界に戻して欲しい」と迫ります。
その願いに対し、湯婆婆は「お前は八つ裂きになるけどいいのか?」とハクに問うのです。
彼らのやりとりはハクの「その後」がうかがえる重要な場面ですよね。
その後、銭婆から魔法の力が込められた髪留めを受け取った千尋。
彼女は湯婆婆のもとへ戻る途中、迎えにきた白竜の上で彼の正体を知ることに。
ハクの正体とは昔、千尋が溺れかけた「川」だったのです。
湯婆婆から出された試練に見事答えた千尋は皆に見送られながらもとの世界へと帰っていき、2人は離れ離れになってそれぞれの道を歩んでいきます。
千尋は両親と共に人間世界へ、元の暮らしへと戻っていきますが…残されたハクの「その後」は一体どうなったのか?
彼の「その後」については本編で詳しく描かれていないので気になるところ。
ここで気がかりなのが、湯婆婆との契約について。
湯婆婆が言い放った「八つ裂き」というワードから自ずと悲しい「その後」が予想されます。
ファンにとっては悲しい結末ですが、順当に考えればやっぱり八つ裂きにされた可能性が高そうです。
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ハクの「その後」については、色々想像できる…
では肝心な、千尋と別れたハクの「その後」について。
先述の通り、八つ裂きの姿になってしまったことも考えられますが…
「千と千尋の神隠し」における「その後」。
それはズバリ、見る人によって様々だということ。
これは多様なメッセージ性を持つ宮崎作品ならではだと言えます。
なので考えようによっては、自分の名前を取り戻した2人が互いの世界で幸せに暮らす結末もあり得るでしょう。
しかし気になるのが映画のラストシーン。
最後にそれぞれの道を歩む場面や、「自分はこの先へは行けない」「絶対に振り向くな」といったハクのセリフは見逃せないところ。
筆者の視点から見たハクの「その後」ですが…
この場面を考慮すると、やっぱり2人が再会する未来は考えられないと推測します。
まとめ
「千と千尋の神隠し」で注目を浴びた紳士な美少年・ハク。
彼はその後、あのお婆さんから八つ裂きの刑に処されたのか?気になるところですよね。
2人の「その後」については筆者もファンとして2人の再会をただただ祈るばかりです。
もし彼らの再会が叶わなかった場合にも、せめて一緒に過ごした日々がふとした瞬間に蘇るような「その後」を期待してしまいます。
忙しい日常に疲れ果てている。そんな時はこの淡い作品に癒されてみてはどうでしょうか?