【千と千尋の神隠し】川の神様だった!?「ハクの正体」が明らかに
全ジブリアニメの中でも、とりわけ人気のある「千と千尋の神隠し」。
観る人を不思議な世界に引きずり込むファンタジー作品ですよね。
日本のみならず海外でも人気を博す「千と千尋の神隠し」の主人公。
それは荻野千尋のことですが、彼女は新しい街に引っ越してきたばかりの小学生の女の子。
彼女はある日、両親と共に不思議な世界にワープしてしまいます。
そんな新たな世界に迷い込んだヒロインの前に、1人の美少年が現れます。彼の名前はハク。
「千と千尋の神隠し」は主にこの2人を中心に進行していくのですが…
今回は、ジブリキャラの中でも人気の高い美男子・ハクの正体について筆者なりにまとめてみました!
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ハクの正体は「竜」じゃなくて「川」?
ヒロインである千尋は、迷い込んだ世界の中で湯婆婆というコワモテの魔女によって名前を支配され、「千」として銭湯で働くことに。
そんな時、千の前にイケメン少年「ハク」が姿を現します。
色白で線が細く、おかっぱ頭という出で立ちの彼。
その姿は「千と千尋の神隠し」において一見、他の個性的なキャラ達よりも地味に写ったことでしょう。
が、その存在は正体不明で一番ミステリアスだったようにも思います。
「千と千尋の神隠し」の中で、ハクの人物背景について特に詳しい説明は描かれていません。
しかし、千尋と同じく名前を湯婆婆によって支配され、湯婆婆のもとで側近として働いていることが次第に分かってきます。
そんなハクは時々、人間の姿から白竜に変身します。
そこから正体は竜か、それにまつわる古の伝説上の生物かと思いながら鑑賞していたのですが…
その正体が物語の後半で明かされることに。
なんと、彼の正体は「コハク川」。
つまり私たちの暮らしに馴染み深いあの川が、ハクの正体だったとは…
そしてその正体が明かされたとき、何故ハクが千尋を前から知っていたのかもヒモ解かれることになります。
コハク川とは、千尋が幼い頃に住んでいた土地に流れていた川。
彼女は昔、この川で命を落としそうになったところ、神であるハクが川の流れを操り彼女を救っていたのです。
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途中、千尋が靴を川に流してしまうシーンがインサートで入りますが、それが「千と千尋の神隠し」のラストシーンへの伏線だったんですね。
しかしその後、コハク川は埋立地となりました。
姿カタチを失ってしまったコハク川は、千尋のように湯婆婆がいる世界に迷い込み、彼女によって名前を支配されてしまいます。
ですが湯婆婆の手先となって働きながら、彼は自分の正体を知る機会をうかがっていたのです。
やがて湯婆婆の命令によってハクは、銭婆の大切な印鑑をくすねてしまいます。
そして銭婆の恐ろしい魔法によって傷つけられることに。
そんな彼を救おうとする千尋の懸命な姿もまた印象的でしたよね。
物語の中にグッと引き込まれる場面だったかと思います。
ハクの正体について、反応は様々?
ハクの正体は先の通り、千尋が昔遊んでいた川でした。
そのまさかの正体に、鑑賞した人の反応も様々だったのではないでしょうか。
中には正体が「川」と聞いてもピンとこなかったり、「ああ、そうだったんだ」と軽く受け止めてしまう人もいたのではないかと思います。
個人的には心を動かされた上、歴代のジブリ作品の中でもかなりロマンチックな結末だと感じました。
昔溺れた川と1人の女の子が、不思議な世界の中で結ばれるラストがあったからこそ「千と千尋の神隠し」に強く惹かれたのかもしれません。
まとめ
ミステリアスなハクの存在もまた、「千と千尋の神隠し」が大ヒットした要因の1つと言えるのではないでしょうか。
千尋からみた視点だけでなく、ハクの目線で本作品を見ればまた違った発見があると思います。
と言うわけで、今回は「千と千尋の神隠し」の美少年ハクとその正体についての紹介でした!