『火垂るの墓』都市伝説!放送禁止の理由や節子の死因が残念すぎる…
スタジオジブリの高畑勲監督が送る「火垂るの墓」。
こちらは太平洋戦争時に神戸で暮らす兄妹を描いた物語。
日本の戦争映画史上、知らない人はいないほど知名度の高い作品ではないでしょうか。
そんな「火垂るの墓」ですが…本作には公式では知り得ないいくつかの都市伝説や謎が存在していたのです
と言うわけで、今回は「火垂るの墓」にまつわる都市伝説の真相についてご紹介します。
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今後、放送禁止になる!?「火垂るの墓」がタブー視される理由
先述した通り、「火垂るの墓」は日本の戦時下を描いた作品です。
終戦記念日の8月15日付近になると、テレビでよく戦争関連の番組が放送されたりしますよね。
例によって毎年「火垂るの墓」も候補に上がるのですが、ある事情によって「火垂るの墓はテレビ放送が禁止になる」と言う都市伝説が存在するのです。
その理由としては、本作品に登場する「サクマドロップ」が関係しているみたいですが…一体何故なのか?
サクマドロップの生産元と言えば有名な「佐久間製菓」。
しかし、戦時中に砂糖の入手が困難になったことで1度廃業していた事実を知らない人は多いかと思います。
そこから戦後を経て会社は復活し、後継者の長男と三男がそれぞれ別の会社を立ち上げたのです。
ここまでは良かったのですが、問題はどちらが「サクマドロップ」を商標として扱うかと言うこと。
少々揉めた結果、サクマ製菓株式会社が「サクマドロップ」を、元祖の方だった佐久間製菓が「サクマ四季ドロップ」の商標でそれぞれ販売することになったのです。
この辺はまさに「裏話」でしょう。
ただし、そんな過去のゴタゴタが双方に「わだかまり」を生んでしまい、今後「火垂るの墓」はテレビで放映されなくなるとのこと。
その他にも「火垂るの墓」が禁止される理由について、いくつか噂されています。
・視聴率が芳しくないから
・日本人目線で描かれた戦争映画のため、近隣諸国に対する政治的な配慮
本当の理由はハッキリと分かりませんが、主に上記の理由から「火垂るの墓」はテレビ放送が禁止されると噂されているのです。
清太と節子は幽霊?「火垂るの墓」で最も悲しい都市伝説…
私もそうですが、戦時中の激動を生きた清太・節子の儚い生涯に絶望したジブリファンも多いかと思います。
ただただ涙が止まらない本作、その舞台裏として「清太と節子は亡くなった後も、物語を永遠にループし続けている」という都市伝説があるのです。
解釈がやや難しい内容ですが、一体どういうことか?
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この都市伝説に対して、高畑勲氏は以下のようにコメントしています。
「2人は幽霊で、彼らは悪夢のようにこの体験(物語)を永遠に繰り返し続ける存在である。」
この高畑氏の言葉を咀嚼すると…
戦時中に亡くなった清太と節子。
⇒しかし、この体験(「火垂るの墓」での生涯)を今後も繰り返す
⇒悪夢のように(幽霊になった後も成仏できずに彷徨い続ける)
と推測できるので、都市伝説の信憑性が高まったようにも思います。
2人には早く悪夢から覚めて欲しいですね。
節子の「死因」は栄養失調ではなかった
清太と節子は中盤から叔母の家を後にして、自分たちだけで近所の貯水池に設けられた防空壕の中で暮らすようになります。
それが災いして節子は次第に衰弱し、やがて逝去してしまいます。
節子の死因は「栄養失調」によるものと思われて来ましたが、1つ気になることが…
それは「彼女の死因は別にあった」というもの。
この都市伝説の発端になったのは、本編中のとあるシーンでした。
食物、衛生面ともに劣悪な環境の中、節子は次第に元気を失っていきます。
そんな節子を清太は病院に連れて行き医者に診てもらうのですが、特に処方薬をもらうような場面は描かれていないのです。
仮に栄養失調ならば栄養剤など、何かしらの薬が出されるように思います。
では、節子の「本当の死因」は何だったのか?都市伝説として噂されているのは「食中毒」。
なぜなら物語の中で、節子が下痢をするシーンが描かれていたり防空壕という劣悪な環境下で暮らしていたからです。
特に後半では川に生息する貝や牛カエルなども摂っていただけに、死因が「食中毒」というのは十分ありえる話でしょう。
まとめ
以上、今回は日本の戦争映画を代表するアニメ「火垂るの墓」の都市伝説をピックアップしました。
当時の悲惨さを考慮すると、放映禁止が囁かれるのもあながち不思議ではないのかもしれません…
街中で「サクマドロップ」を見かけた際には「火垂るの墓」のストーリーを思い出して、今の平穏な日々に少しだけ感謝してみてはどうでしょうか?
また、節子の本当の死因もそうですが、都市伝説を踏まえて作品を観ると違った一面が発見できるのでお試しあれ!