《閲覧注意》もののけ姫の「その後」!アシタカとサンは破局した!?
1997年7月に公開された「もののけ姫」。
この作品は当時、日本映画の売り上げを更新する大ヒットを果たしたジブリでも草分け的なアニメです。
「もののけ姫」の主人公は山犬によって育てられた少女のサン、そしてエミシの村で暮らすアシタカの2人。
彼らは物語が進むにつれてお互いを理解し、次第に惹かれあっていくことに…
両者はこれまでのスタジオジブリ作品の中でも魅力的でファンの多いキャラだと筆者は感じました。
「もののけ姫」の終盤。2人はそれぞれの道を歩む決意をしますが、その後一体どうなったのか?
今回は筆者の見識を元に紹介していきます!
Sponsored Link
アシタカとサンの「その後」はバッドエンド!?
アシタカとサンは異なる環境で育ったため価値観や考え方がかなり違っています。
そのため彼らの関係は当初、ある一定の距離を保ったまま平行線の状態でしたが…徐々にお互いが好意を抱き始めるように。
ですが「もののけ姫」のラストシーンで、アシタカはサンに対してこう言い放ったのです。
「互いの世界で共に生きよう」
これは、それぞれ「別の場所」で暮らそうという決別の意味ですよね。
アシタカはタタラ場に留まり、そこで人間達と共に生きていくことを決意。
一方のサンは、アシタカのことは好きでも人間全体を許すことは出来ず、山犬の兄弟たちと森へ帰ることになりました。
なので、お互いが離ればなれになるという意味ではバッドエンドにも見えますが…何故か悲しい別れとは思えませんでした。
むしろ明るい希望を見出す雰囲気さえ感じた程ですが、どうしてそのように感じたのか?
それは最後に描かれていた2人の表情から。
筆者の推測ですが、この時点ではすでにお互いが離れ離れになる覚悟を決めていたと解釈できます。
ただし「時々ヤックルに乗って会いに行く」というアシタカのセリフから、彼はその後も定期的にサンの元へ駆けつけているはず。
ジブリファンにとっては、人間を許せないサンがアシタカと恋仲になれたのか気になる点だと思いますが…
こうした背景を見ると両者の関係は継続していて、2人の「その後」は決してバッドエンドではないと推察されます。
もののけ姫にライバル?故郷の村にいるアシタカの「許嫁」…
2人の「その後」が気になる一方で、もう1人のある女性を覚えていますか?
それはアシタカがエミシの村に残してきた許嫁のこと。
Sponsored Link
その子はカヤという名前で、物語の冒頭にしか登場していません。
それでもアシタカとカヤがとても良い関係であることは、2人のやり取りから十分に伺い知れます。
果たして彼は、サンとカヤのどちらを選んだのか?この点もハッキリさせたいところでしょう。
しかしながら、彼は2度とエミシの村には戻らなかったと言われています。
何故ならアシタカは自分の髪の毛を切り落として村に戻らない決意をし、カヤから贈られた小刀もサンに渡していましたよね。
この場面からみても、彼は「その後」カヤではなくサンに対して想いを抱いていくことは明白です。
カヤとサン、共に性格や外見も全く異なるタイプですが、どちらも美人で素敵な女性のように思います。
それだけ彼が誠実で魅力溢れる人物だということでしょう。
宮崎駿が語ったアシタカとサンの「その後」とは?
筆者も含めて多くの視聴者が、2人の「その後」について様々な想像を巡らせていることでしょう。
実は本作品の監督・宮崎駿氏がインタビューでアシタカとサンの「その後」について触れていたのです。
早速、宮崎氏のコメントを見ると…
「彼らは特別な関係であり続ける」
「アシタカはサンのことをサポートし続けて、同時にタタラ場の人々と共存していくためにも力を尽くしていく」
「そのためにアシタカの体は引き裂かれ傷だらけになるが、アシタカはそれに打ち勝って生きていく」
また、宮崎監督の言葉にはこんなテーマが隠されていたようです。
「たとえ選んだ道が険しく困難でも、その難しさの中で必死に”生き続けて行くこと”が大切」
かなり苦い言葉ですが、「もののけ姫」を要約すると確かにこんな内容かと思います。
まとめ
ジブリ作品の中でもとりわけ壮大なテーマが描かれた「もののけ姫」。
サンとアシタカの「その後」についても、宮崎駿の世界観がよく出ているように思います。
また、視聴者のイメージ次第であらゆる展開が考えられる点もジブリ作品ならではと言えますね。