【もののけ姫】アシタカの呪い、アザが消えないのにはワケがあった…
スタジオジブリの作品は放映後も根強い人気で有名ですが、「もののけ姫」もそんな作品の1つでしょう。
人間と生態系の問題、そして森を守る生き物達をめぐる世界観はさすが宮崎駿監督だと思います。
「もののけ姫」に登場するアシタカは生まれ故郷を守るため、また山犬の娘として育てられたサンや森で生活する彼女の仲間達を救うために奔走します。
一途で必死な彼の姿にときめいた女性ファンも多いのではないでしょうか?
ですが、そんなアシタカにはある「呪いの都市伝説」が噂されていたのです…
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「もののけ姫」のアシタカにかけられた呪い
「もののけ姫」の序盤、アシタカが暮らす小さな村にタタリ神が襲ってきます。
そのタタリ神をしとめたのは彼ですが、タタリ神を殺した代償として呪いをかけられることに…
この呪いは人間の体を蝕んでいき、やがては死へと追いやる恐ろしいものでした。
しかしその呪いは、時に人間がもつ能力以上の力を呼び覚ますことも…
劇中のアクションシーンでもその様子が披露されていましたね。
アシタカに込められた呪いはシシ神をなだめることで、やがて消えたようにも見えましたが…
物語ではうっすらと彼の体に刻まれたままでした。
そんな彼の呪いについて、ある都市伝説が噂されているのです。
それは、アシタカにかけられた呪いは「未だ解かれていなかった…」と言うもの。
確かに少しだけ残っているなんて意味ありげのようにも思いますが…果たして都市伝説の通り本当に消えていなかったのか?
タタリ神がアシタカに「呪い」をかけた理由は?
先述したようにアシタカはタタリ神を射止めたことで、その報いとして呪いを受ける結果となりました。
そんな厄介な呪いを与えた「タタリ神」という輩、そもそもどんな存在だったのか?
我を忘れて得体の知れないものを身にまとうタタリ神。
彼は森を汚し侵していく人間達の営みに対して怒りを募らせ、やがてその憤りから精神をも失ってしまった存在と言い表せます。
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タタリ神は「もののけ姫」では他の神様と同様に「荒ぶる神」として扱われていて、もちろん神様に違いありません。
そんな命を葬ることは言わば人間にとってはタブー中のタブー…
「もののけ姫」に登場するジコ坊が「神殺しは恐ろしい」と語る場面もありました。
つまり、禁断の行為に対する代償。それがアシタカへの「呪い」だったのではないでしょうか。
そこには人間に対する恨み辛みが詰まっていると筆者は感じます。
「アシタカの呪いが解けていない」という都市伝説は本当!?
「もののけ姫」の終盤、サンとアシタカはジコ坊から取り戻した首をシシ神に戻しますが、その時2人の体をアザが蝕んでいくシーンがありますよね。
その後2人は無事に起き上がるものの、アシタカの手のひらにはうっすらと呪いを示すアザが残っています。
これは「人間が同じ過ちを犯さないように」という警告として残されたものだとアシタカは解釈しますが…
本当にそのような意味だったのかは説明がないため、都市伝説の真意については分かりません。
ですが個人的には、やはりアシタカへの呪いは解けて元の体に戻っていると解釈しています。
自分よりも森や生き物のために戦い続けたアシタカは女性だけでなく、同性の筆者からみても魅力的な人物です。
まとめ
「もののけ姫」はテーマが壮大な故、子どもだけでなく実は大人にとってもかなり難解な作品ではないでしょうか。
今回ご紹介した「もののけ姫」、実はアシタカとサンのその後についても様々な都市伝説が存在しています。
そんなネタにも触れた上で、もう一度「もののけ姫」を鑑賞してみてはいかがでしょうか?